導入事例
【導入事例記事インタビュー】株式会社クマクラ様
【業種】産業廃棄物処理
【事業場規模】50名未満
【導入プラン】オンラインプラン
従業員の年齢が高く、健康問題に課題があったが、産業医の導入によって、従業員の健康意識の改善がなされた。
■ご参加者
常務取締役 熊倉様
管理部 鈴木様
※以下、敬称略
目次
健康リスクがある事業だからこそ、健康への意識が高かった
───はじめに、貴社の事業内容についてお聞かせください。
(熊倉)当社は産業廃棄物処理事業を営んでおり、拠点としては本社と中間処理工場の2つがあり、従業員数はドライバーも含め全体で約70名です。
───では続いて、弊社の産業医サービス導入前の状況についてもお聞かせください。
(熊倉)以前は近くのお医者さまと産業医契約をしていました。ですが、実際には訪問もなく私たちもどのようにお付き合いするのか勝手が分からず何年もの間ただ報酬をお支払いしている状態が続きました。また、各事業所の従業員数は50名未満で産業医選任の義務ではないということもあり、数年前にいったん契約を打ち切っていた状態でした。
健康経営宣言を、意識づけの「きっかけ作り」に
───なるほど、産業医の先生がいなかった時期があるんですね。
その後また導入しようとしたのはどんなきっかけがあったんですか?
(熊倉)当社では、外仕事における熱中症や運転業務中の事故など発生の可能性があるので部門毎に対応していました。健康面のリスクに関しては社長も含めて非常に高い意識を持っていたので、会社全体として取り組める形はないものかと考えていたところ、健康経営宣言というものがあるから一度話を聞いてみようと社内から上がってきました。
その宣言のチェック項目の中に、「産業医サポートがあるか」という項目がありました。
産業医は解約したあとだったので、何かあった時の健康相談先がない状況でしたし、やはり産業医さんがいてくれた方がなにかと進めやすいんだろうなと思うようになりました。
───なるほど、健康経営宣言が一つの要因だったんですね。
(熊倉)はい。当社は定年は65歳なので60歳以上の人たちがとても多く、70歳まで延長で働く人たちもいます。
従業員としては長く働きたいですし、また会社としても、従業員にはお休みせず長く働き続けてほしいと思っています。
だから、お互いのためにも、従業員には健康をより身近に感じてもらいたいと考え、健康経営宣言はその「きっかけ作り」としたかったんです。
2021年1月頃から動き始め、2022年2月にめでたく認定に至りました。
───おめでとうございます!
意識づけにおいて、健康経営宣言は「きっかけ作り」には確かに分かりやすいですね!
(熊倉)そうなんです。
人ってどうしても、具合が悪くなるまで病院に行かないじゃないですか(笑)。
病気になってから病院に行くのではなくて、「ちょっとこういう体調なんだけど、病院行った方がいいのかな?」っていうような話が気軽に聞けるような、そういう環境が職場にあったらいいなと思いました。
同業社からの紹介でDr.健康経営の産業医を導入!
───そういった動きの中で、弊社(Dr.健康経営)を知っていただいたのはどういったきっかけでしたか?
(熊倉)けんぽ協会の方から「産業医を導入して非常に良くなった同業者がいる」と聞き、そこがたまたま当社の社長と付き合いのある会社さんだったんです。
そこで詳しく話を聞いたところ、Dr.健康経営さんに産業医の先生を紹介いただいた、と伺ったんです。
───それは嬉しいお話です!
初めて弊社のサービス説明を聞いたときの印象はいかがでしたか?
(熊倉)このようにオンラインで産業医業務をやってもらえるところがあるんだ、と初めて知り、こういった形の産業医サービスがあることが嬉しかったですね。
首都圏に事業所があるなら産業医を引き受けてくれる医師は多いですが、近くに頼めそうなところが見当たらなかったこともネックでした。
印象としては、丁寧にご説明いただきましたし、知り合いからのご紹介だったのでそこは安心材料でした。
また、「具体的に何をどう進めていけばいいか全くわからない」と言ったところ、「産業医側でリードしますよ」とおっしゃっていただいたのも安心しました。
───それはよかったです!
弊社以外にも、同業他社さんのサービスなども調査や比較はされましたか?
(熊倉)いえ、比較はしなかったですね。
ご紹介いただいた企業から「しっかりやってくれる」というお話を聞いていましたし、別なところで探しても、導入した結果「話が違うじゃないか」ということもあるでしょうから、よそ見はしませんでした。
───そうだったんですね…!それは嬉しいお話です!
最終的に弊社とのご契約を決めていただいたポイントはどんなところでしたか?
(熊倉)ポイントは、
・毎月1回1時間、定期的に業務をやっていただけること
・万が一、産業医の先生を替えてほしい場合は無償対応いただけること
・時間を延長したい場合も対応いただけること
ですね。
内容や業務頻度も、当社の状況に合わせた形で進めていただけるということでしたので納得できました。
また、産業医の選定の際には「男性と女性どちらがいいですか?」と確認いただき、「男性だとみんな構えてやりづらいと思うから、女性がいいね」ということで女医さんにしていただくなど、リクエストに応えていただいたのもよかったです。
産業医を導入してから 従業員の健康意識が高まった
───クマクラ様のニーズに合わせたご提案ができたようでなによりです!
では、弊社の産業医サービスを導入して、以前から改善された面や、健康経営に関しての変化などはありましたか?
(鈴木)従業員の意識が少しずつ変わってきた様に思います。
以前は、健康診断後に生活習慣病などの保健指導の案内が来た際、従業員へ「医師による保健指導を受けてください」と伝えても無視されてしまうことがほとんどでした。
ですが、産業医導入後は「産業医の先生の話を聞いてみたい!」という従業員が若干名出てきているため、そこは“一歩前進”かなと思っています。
───それは素晴らしいですね!
(鈴木)また、健康経営サービスをきっかけに、当社でもドライバーに対する「脳ドック健診」と「睡眠時無呼吸症候群検査(SAS検査)」を新たに導入しました。導入に際して、社内規程やルール作りなどで産業医の先生に相談することが多く、他社の事例やアドバイスを適宜いただけたので非常に助かりました。
更に、今年は全従業員に対して「ストレスチェック」を初めて導入したのですが、管理職に対して先生から導入説明を実施していただきました。私達従業員が伝えるよりも、第三者の専門家の方にお話いただいたことによって、理解してもらいやすかったと思っています。
他にも、季節に合わせた講話資料を先生から提供していただき、大変助かっています。
資料は社内のweb掲示板で公開する他にも、従業員への説明資料作成にも活用しています。今までは、例えば、現場職では熱中症予防対策などの資料を手作りして従業員に周知していましたが、現在はいただいた講話資料を参考にさせていただいています。
───ご提供している資料を、社内コミュニケーションツールを活用し、
啓蒙活動にうまく利用していただいているのは素敵ですね!
産業医の取り組みは 採用力強化にもつながる!
───もし他の会社様にDr.健康経営のサービスを紹介するとしたら、どのような点がおすすめですか?
(熊倉)産業医と面談がwebで手軽にできるのは魅力ですね。
また、オンラインでの産業医面談などの仕組みがあるというのは、採用、特に若手人材の採用において、「こういう産業医のケアもあるので安心ですよ」という、いいアピールになるのではないかと思います。
───ありがとうございます。
では最後に、御社の今後の事業や、このインタビューをお読みになる方に伝えたいこと、アピールしたいことなどがあればぜひ教えてください。
(熊倉)産業廃棄物業界自体、いわゆるエッセンシャルワーカーというくくりに該当します。
経済活動においてなくてならない基盤であり、廃棄物処理というのは必要不可欠な職種です。
だからこそやはり健康面というのが本当に大事になります。
身体を動かしたり車を運転する仕事になりますので、具合が悪くなったから治療にいくというよりは、具合が悪くなる前の軽度な段階で早期に治癒するような意識に変わっていってもらいたい、と思っています。
人手不足と言われる中でも、従業員の方々には長く健康でいてもらって、「在籍しているけどお休みしている」ということがないような会社・事業として、これからも存続していきたいと思っています。
株式会社クマクラ様 ホームページ:https://kumakura.biz/