衛生委員会の設立時にまず作成すべき2つの資料を解説!

日付2021.07.31
更新日:2022.03.31
衛生委員会の設立時にまず作成すべき2つの資料を解説!

衛生委員会規程、衛生管理規程とは?

労働者50名以上の事業所では、衛生委員会(または安全衛生委員会)を毎月開催することが必要です。そして、衛生委員会の設立時に、「衛生委員会規程」「衛生管理規程」の2つの規程を作成し、保存しておかなければいけません。
この2つの規程は就業規則の一部と考えられ、所轄の労働基準監督署によっては提出を求められる場合がありますので、すぐに提出できるように保存しておきましょう。

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衛生委員会規程、衛生管理規程を作成する企業は?

労働者50名以上のすべての事業所で作成が義務となります。
産業医の訪問頻度や時間にかかわらず必要なため、産業医訪問が毎月より少ない事業所でも作成する必要があります。

衛生委員会規程、衛生管理規程を作成するタイミングは?

衛生委員会(または安全衛生委員会)を設立後、速やかに(原則3カ月以内)作成しましょう。

衛生委員会規程、衛生管理規程を作成する担当者は?

規程を作成する担当者についての決まりはありませんが、一般的には、会社主導で行い、人事総務担当者が作成保存することが多いです。

衛生委員会規程、衛生管理規程に記載する内容とは?

「衛生委員会規程」「衛生管理規程」に記載する情報に決まりはありませんが、一般的に以下のような内容を記載します。

① 衛生委員会規程

・目的、調査審議事項:委員会設置の目的や議論する内容など
・構成員、任務、任期:構成員と役職ごとの任務、委員の任期など
・開催、成立:開催頻度や委員会の成立条件など
・専門委員、専門委員の出席:専門委員会の開催など
・事務局:事務局の役割や具体的な仕事など

「衛生委員会規程」のテンプレートはこちら

会社の業種や人数規模に応じて、「安全衛生委員会規程」か「衛生委員会規程」かのどちらかを選択して作成してください。
衛生委員会規定

② 衛生管理規程
・目的、規則の遵守:就業規則に基づいた規程であることを明示
・管理者の専任:人数規模に応じた各役職者の選任など
・衛生管理者の職務:職場巡視(法定要件)について明示
・産業医の職務:職場巡視(法定要件)について明示
・衛生委員会:運営に関しては「委員会規程による」と記載
・健康診断と事後措置:各種健診の実施と事後措置(面談含む)、守秘義務など
・長時間労働者面談:長時間労働者に対する面談など
・ストレスチェック:実施や高ストレス者に対する対応など「実施計画」の作成

「衛生管理規程」のテンプレートはこちら

会社の業種や人数規模に応じて、「安全衛生管理規程」か「衛生管理規程」かのどちらかを選択して作成してください。
衛生管理規定

鈴木 健太
監修者
鈴木 健太(すずき けんた)
代表取締役/医師・産業医

1989年、東京都国立市出身。2009年、筑波大学医学部へ入学。
在学中にKinesiology, Arizona State Universityへ留学し、医学・経済学・人文学等を学ぶ。
卒後は国立国際医療研究センターで勤務医として働く。
予防医療の重要性に気づき、帝京大学公衆衛生大学院で健康経営を研究しつつ、産業医として多くの企業を担当する。