産業医の役割・選任
産業医が毎月訪問しなくても、企業から産業医への情報共有は義務?
目次
産業医が毎月訪問しない時でも、企業で義務となる対応とは?
産業医が毎月訪問しない場合、例えば産業医の訪問が2カ月に1回の場合でも、企業ではやらなければいけないことがあります。産業医が訪問しない月には、企業から産業医へ所定の情報を共有する必要があります。
※産業医の訪問を2カ月に1回にするためには「事業所の承認」が必要となります。衛生委員会(または安全衛生委員会)にて、訪問頻度を2カ月に1回とする旨について承認するようにしてください。
産業医への情報共有が必須となる企業とは?
産業医が毎月訪問しない、例えば産業医の訪問が2カ月に1回以下の事業所。
訪問頻度が1カ月に1回以上の企業では必要ありません。
産業医への情報共有を行うタイミングとは?
産業医が訪問しない月は、毎回必要となります。
原則的に、産業医が訪問しない月の翌月の初めには情報をまとめて連絡しましょう。
産業医への情報共有を担当する担当者とは?
情報を共有する担当者について決まりはありませんが、共有すべき情報には、長時間労働者、衛生管理者による職場巡視結果が含まれます。そのため、人事労務担当者、衛生管理者、委員会参加者による報告が望ましいでしょう。
産業医へ情報共有すべき内容とは?
以下の①~③の情報の共有が必須になります。
そのほか、相談事項などがあれば合わせて共有しましょう。
衛生管理者が少なくとも毎週1回行う職場巡視の結果
職場巡視を行った衛生管理者の氏名、巡視の日時、巡視した場所、対策の内容
衛生委員会の調査審議を経て、事業者が産業医に提供することとした情報
有害物質の使用、従業員の休業情報など、衛生委員会にて決議した事項
長時間労働者の情報
長時間労働80時間超、100時間超の従業員の氏名と労働時間
産業医への情報共有のテンプレートはこちら
会社の状況に合わせて必要な内容を追加し作成してください。
産業医未訪問月の情報提供チェックリスト
産業医への情報共有の一例をご紹介
Dr.健康経営では、情報共有すべき事項についてテンプレートを作成しております。
以下の記入例を参考に情報を記入し、議事録として保存しておきましょう。
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